「鼻からスイカ」「例えようもない痛み」
初めての出産を迎えるに当たり、陣痛への恐怖でいっぱいになっていた私(ラー子)は、年末のクリスマスを過ぎたころに長男を産みました。
陣痛は痛かったかどうか?と言えば、そりゃ、痛かったと思います。
例えようもない痛み…というより私は「生理痛×100」の痛みだと感じました。なので、割と知ってる痛みのスゲー痛い版。ただ、産む1時間ぐらい前からの痛みはもはや記憶にございませんw
しかし!
出産を終えたその晩、陣痛を上回る勢いの「なんじゃこの痛み!」がやってきたのです。そんな体験談をお伝えします。
産んだはずなのになぜ痛い!?後陣痛とやらが襲ってきた
ワーワーギャーギャー、時には暴言吐きながら(記憶は薄っすら)出産をし、わが子を腕に抱き、感動の瞬間…その瞬間から苦しみから解放される。
…はずなのに!
何なんだ!?この痛みは!!!!
出産した直後は気づかなかったあの痛み。
そう、後陣痛(こうじんつう)というものが私を襲ってきました。
「聞いてないよーーー!!!」
実は「後陣痛が1番痛かった」と答える女性多数
出産の痛みよりも「後陣痛の方が痛かった!」と答える女性が意外と多いって知ってました?
私(ラー子)は後陣痛という存在すら知らずに出産に挑んでしまったので、無知すぎる自分を恥ずかしく思ったものです。
たまひよの「いいママになります的」なノリが苦手だし、小心者である以上に、「育児本など読んだら心配が増えるだけだ!」と思った私は無知識の状態で出産しようと考えまして。
問題が起こったら調べればいい…そんな心持ちでいたら、出産直後に問題が起きた訳なんです。早すぎる。
で、
「ひぃぃぃぃ!!!聞いてないよぉぉぉ!!!!」という結果に。
でも、「後陣痛なんて知らなかった!」って思った人はたくさんいるみたいです。
出産経験者からも「後陣痛が痛くてですね」なんて話もあまり聞かないですよね?
後陣痛は「子宮が戻る時に生じる痛み」
「そもそも後陣痛とは何だろう?」ということなんですが、出産のために大きく膨らんだ子宮が今度は収縮を始めます。
この、子宮が戻る時にズキズキとしたまさに生理痛のような痛みを感じることがあります。
私は出産から2時間後から痛み始め、その日の晩は痛くて痛くて眠れませんでした…。
1人で苦しむから後陣痛はつらい!
なぜ出産よりも痛かったと感じるのかと言えば、出産はわが子を産むぞという使命があるので必死に耐えます。そして産まれればミッション達成です。
後陣痛はたった1人で苦しむことになり、陣痛の時のように甘やかしてくれる訳でもない。
しかも慣れない赤ちゃんの世話にも追われる。
この体験が「陣痛より痛かった(辛かった)」と感じてしまう原因なのではないかと思いました。
後陣痛に痛み止めは効果なし?
妊娠中は飲めなかった薬が出産後なので飲めるようになります。(医師に相談の上です)
後陣痛で痛ければ痛み止めを処方してくれます。
当たり前ですが「痛いです!」と自己申告しなければもらえません。
私が処方されたのはロキソニン錠だったと記憶しています。
効果はそこそこあったとは思いますが、薬の効果が切れた頃にまた「ズキンズキン!」と子宮がうずきました…。
もともと生理痛が強めな人は後陣痛も痛いのかも?と感じてしまいましたが、これについても個人差があるようです。
羨ましい!後陣痛がない人もいる!?
そうなんです。
恐らく私の周りの人は後陣痛がなかった、もしくは軽かったんじゃ!?と思っています。
だって、誰ひとり「出産後が痛くてたまらなかった」といった体験談を話す人などいなかったからです。
子宮の収縮具合と痛みの関係性はわかりませんが、痛みを感じやすい私のような人は「痛い!」って余計に思うかも知れないです。
3人目は後陣痛が軽くなるのは迷信かも知れない
口コミでは「初産よりも2人目3人目の方が後陣痛が軽くなる」といった書き込みもあります。
そして、「2人目よりも3人目の後陣痛が痛かった!」と言っている人も、います。
産むごとに痛みが軽くなるということではないようです…。
ただ、1度体験していれば痛みに対して心の準備ができますね。
体験談:帝王切開後の後陣痛
長男は自然分娩でしたが、2人目の娘の時は帝王切開でした。
この時後陣痛はあったかどうか?
記憶をたどれば、子宮がどうというよりも、お腹の傷口の痛みに全神経が集中していたので全く感じなかったです。(私は、です)
帝王切開の場合は点滴で痛み止めを入れているので、その効果もあって、痛みは軽いのではと思いました。
そもそも傷口の痛みの方が大きいので、後陣痛は紛れてしまう気がします。
たまひよ苦手な人に!おすすめ出産本はこれ
真面目な本は苦手!正論なんて聞きたくない!
そんな人にはこの本ならスーッと入って来るでしょう。
なんせ「コウノドリ」の先生が教えてくれるし、「それでいいんだ!」っていうことが書いてあるので安心したマタニティライフが送れます。
私の時には発売されていなかったのですが書店で立ち読みしました(もう不要なので買わなかった…)。すごく面白い内容でしたよ。
こちらは「赤ちゃんの胎内記憶」に注目した、池川明先生の実体験を読むことができます。池川明先生は産婦人科の先生です。コウノドリの監修なんかもされています。
悲しいタイトルに感じるのですが、妊娠までにとても苦労をした人、色々な不安を持っている女性が「そうだったんだ…」と気持ちを成仏させることができる、私にとっては気持ちの切り替えができた1冊になりました。
お腹にいる赤ちゃんはなぜ今そこにいるのかたどってみませんか?