今週は梅雨らしいお天気が続いていますね。
お風呂のカビと戦い続けていますが、みなさんはいかがですか?
毎年この時期になると思い出すのが、息子が小1の時のこと。
小学生になって初めて迎えた梅雨の時期です。
慣れない傘をさして登下校するわが子を見ると、色んな不安がよぎりますよね。
「ちゃんと前を見て」
「傘で遊んではいけない」
「人や車に近づけないように」
このような言葉を、毎日のように言い聞かせて送り出していました。
「は〜い!」
と元気のいい返事ももらっていたけど、心の奥では不安で不安で。
ある日の夜、その嫌な予感は当たってしまいます。
「おかあさん、傘ぶっこわれたー」
と唐突に告げられ、確認すると、支柱の骨がグニッと歪んでいるんですよ。
子どもの力でこんなに曲げられるのか?と思うほどにグニッと。なぜ!?
息子の体には何の傷もケガもなく。
理由を聞いても「気づいたらこうなってた」と。
まあ、嘘ですね。
パートと家事で疲労困憊の私は膝から崩れ落ち…。
(おぃぃぃぃ!!やってくれたなぁぁ!!)
こんな文句をグッと噛み締めて、夜8時過ぎにイオンへ傘を買いに急ぎます。
「今度は大切に使うんだよ????」
と息子の目を見つめて渡すと、
「うん、わかった」
と。
「うん、わかった」とは言ったけれど。
確かに言いましたけどね。
このやり取りを翌月も、その翌月も繰り返しました。
さすがにおかしい…と思い、ある日息子が学校から帰宅するのを先回りして、影から様子を観察したんですよね。
すると……。
道路に側溝の穴があるじゃないですか。
その穴という穴に「ズボッ!ズボッ!」と刺し回りながら歩く息子を発見しまして。
私も子どもの頃やった経験はあるけど、傘を折るまで続けたことはない。
(おい、息子よ。
なぜそんなことするのかい?
何か嫌なことでもあるのかい?
そうなのかい?)
と見つめ続けていたらついに息子と目が合いまして。
(ああああ、やばああいいいいい!おかあさんにみられたー!!)
と顔に書いてあるわかりやすい表情で見返してきました。
友達とチャンバラごっこをして壊しているようではなかったけれど、あれはさすがに参りましたねー。
結局、傘を何本買い直したのか?
何本の傘を捨てたのか?
思い出せないです。
さらに雪が積もった冬の間も、息子は何かに取り憑かれたかのように傘を破壊し続けまして……。
案の定、積もった雪に傘をズボッズボッ!!と刺しまくっていました。
学校が終わってもなかなか帰ってこない理由もよくわかりました。
私も子どもの頃やった経験あるけど…壊れるほどはやってないですね。
今では、そういう小学生を見かけると懐かしくなりつつも、
(気をつけて…やりすぎると怒られるわよ…傘で遊んじゃだめなのよ…道路で遊んじゃダメなのよ…)
という念を送っています。
うちの子もその類かもしれません、なんて思う保護者の方は、傘の予備を買っておくことをおすすめします。