新潟県での風疹抗体検査の対象者。とくに注意したい年代と感染した場合の危険について。

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新潟県での風疹予防接種の受け方と助成金。20代以上は要確認!

風疹の患者数増加というニュースが話題になっていますが、ご自分の風疹抗体について把握しているでしょうか。

風疹ワクチンの抗体があるかどうかは自分では判断しにくいものであり、自己診断をしてしまうことで周囲への感染する確率が高まってしまいます。

中でも20代~60歳未満の方は風疹の抗体が少ない可能性があります。

ご自分の抗体についてはご自身の母子手帳で確認することができますが、紛失してしまっていたり確認できない場合はお近くの病院で風疹抗体検査を受けることをおすすめします。

子供の頃に接種を受けていても抗体が弱まっている可能性が十分あります。

新潟県ではこれから妊娠を望む女性を対象に、風疹抗体検査を無料で受けることができます。

新潟県:新潟県風しん抗体検査事業

【検査の対象者】(新潟市を除く)

  1. 風疹抗体を持たない妊娠を希望する女性
  2. 1の配偶者、または事実上婚姻関係にある同居者
  3. 風疹抗体が低い1の同居者

新潟市の風疹抗体検査についてはこちら

妊婦血液検査で風疹抗体がないことが発覚した例

出産経験がある方はお子さまの母子手帳に、「妊婦血液検査」の結果が書いてあるかと思います。

ここに私が11年前(当時29歳)に長男を妊娠した際の母子手帳をご紹介します。

新潟県での風疹予防接種の受け方と助成金。20代以上は要確認!

ここに「風疹HI ×16」と記載されています。

実はこの数値は「すでに抗体がない」ことを示しています。

しかしこの時の指導は「ちょっと抗体足りないです」程度で、風疹の危険性や出産後にワクチン接種を勧めるようなことはありませんでした。私自身も風疹ワクチンの重要性を見過ごしてしまっていました。

しかし、3年前に再び妊娠をした際の血液検査で「風疹の抗体がないから人ごみを避けて」と指導され、出産したらすぐに風疹ワクチン接種を勧められました。

風疹ワクチンは妊娠中に接種することができません。

これから妊娠を望む方は早めに抗体検査を受けることをおすすめします。

私は37歳にしてようやく”自分に風疹の抗体がない”ことを自覚することができました。

年代別、風疹抗体保有状況

年代ワクチン接種状況や可能性
昭和37年4月1日以前生まれの男女風疹に感染している人が多く免疫を持っている可能性が高い。
昭和37年4月2日~
昭和54年4月1日以前生まれの男性
中学校で集団接種が行われたが対象は女性のみ。男性は接種が行われていません。
昭和54年4月2日~
昭和62年10月1日生まれの男女
中学生の時に医療機関での接種を推奨されていましたが、接種率が低いために抗体を持っていない可能性が高いです。
昭和62年10月2日~
平成2年4月1日生まれの男女
幼児期での接種率は高いですが、自然感染する機会が少ないために抗体を持たない人も多いです。

風疹について|厚生労働省を元にまとめました。)

上の表では平成2年~昭和37年生まれの28歳~56歳(2018年現在)の年代は抗体を持たない可能性があると示しています。ただし可能性に過ぎないということを予めご了承ください。

私は昭和53年生まれの女子に当てはまりますが中学校で予防接種を受けたかはうろ覚えであり、28歳の時点で抗体がないことが分かっています。

風疹感染で起こり得る危険性とは?

風疹感染をすると次のような症状が見られます。

  • 発熱
  • 発疹
  • リンパ節の腫れ
  • 目の充血
  • 咳など

全身に赤い発疹が出るのが特徴的です。潜伏期間は2~3週間と言われています。

風疹を周囲に飛まつ感染してしまうことが危険!

くしゃみや咳で家族や周囲の人に飛まつ感染してしまう恐れがあります。中には症状が軽い場合もあり、自覚しないまま通常通りに過ごしてしまう可能性もあります。

これにより、風疹抗体を持たない妊婦へ感染してしまうことで次の危険性が起こり得ます。

胎児に大きな影響を与えてしまう

風疹抗体を持たない妊婦が感染してしまうことにより、お腹の胎児が先天性風疹症候群にかかってしまう恐れがあります。

■先天性風疹症候群の主な症状

  • 白内障
  • 緑内障
  • 先天性心疾患
  • 難聴など

(参考記事:風疹と母子感染-横浜市立大学医学部産婦人科

生まれながらにこのような重い病気にかかってしまうことがあります。

風疹抗体がないことを自覚させ人混みを避けるなどの指導を受けますが、知らない間に家族が感染してしまう場合はどうしても避けることができません。

風疹ワクチンを受けることは、妊婦とお腹の赤ちゃんを守ることにつながります。

また、妊娠とは関係のない場合は風疹抗体検査の補助金を受けることはできませんが、接種をした記憶がない場合は検査を受けずにワクチン接種を受けることもできます。

新潟県の風疹抗体検査についてのまとめ

  • 子供の頃に風疹ワクチン接種を行っていても、抗体が弱っていることもある
  • 妊娠を希望する女性とその家族は風疹抗体検査を行うべき
  • 妊娠中の風疹ワクチン接種はできない
  • 自分の家族以外の胎児を守ることにもつながる

風疹ワクチン接種を受けることは、自分の家族だけではなく、これから生まれてくる赤ちゃんを守ることにもつながります。

私は抗体がないと知ってからとても不安な妊婦生活を送ってしまいました。皆さんにはそんな思いをせずに過ごしていただきたいです。

■参照元:風疹について|厚生労働省風疹と母子感染-横浜市立大学医学部産婦人科新潟県:新潟県風しん抗体検査事業

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