7月7日は七夕の日。織姫と彦星が1年に1度のデートをする日。この時期から夜空を観察していると、運が良ければ天の川がキラキラ見えます。
そんな織姫と彦星の星って何の星座の星で、どこに見えるか…覚えていますか?
織姫と彦星は、この時期から観察ができる「夏の大三角形」の中にあります。
■はくちょう座のデネブ
夏の大三角形のひとつ目の星が「はくちょう座のデネブ」です。ピカッと明るいので肉眼でも見ることができます。
はくちょう座は十字型になっていて、この十字型の先端を延長していくと北極星が見つかります。
■わし座のアルタイル
わし座のアルタイルが彦星です。
こんな絵も夜空に浮かんでいたらカッコイイですね…。
■こと座のベガ
こと座のベガが織姫です。(イラストが違います…)
■夏の大三角形
はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガを結ぶと夏の大三角形が完成。
そして、丸で囲ったアルビレオははくちょう座のくちばしにある星。オレンジ色に見えるのが特徴です。個人的に、織姫と彦星の中間にいて、デートのサポートをしているのかも…と妄想を広げています。もちろんそんな説はありません…!
■アルビレオと新潟の関係とは?
アルビレオと言えば、何と言っても”アルビレックス新潟”のモチーフになった星です。新潟には白鳥がたくさんいることからアルビレオが採用された…という解説を柏崎のプラネタリウムで何度か聞きました。
そしてアルビレオは二重星!アルビカラーのオレンジには新潟の夕日、ブルーには日本海の美しさを合わせている…という話も聞いたことがあります。肉眼で見るとオレンジ色に見えて、ピカーッと光っているのが特徴的。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では、天の川の水の早さを測る「アルビレオ観測所」として登場も。この本の中でのアルビレオは「トパーズとサファイヤの美しさ」と例えられているほど、肉眼で見てもキラキラオレンジ色に光って見えるので、ぜひ観察してみてください。
■織姫と彦星の間には恋の矢が
七夕伝説が本当によくできている…と感心するのが、ちょうど織姫と彦星の間に「矢(や)座」という矢の形をした星座があり、これがキューピッドの矢ではないか…という神話があるんです。
そして、8月を過ぎると「指輪」に見えるペルセウス座流星群が出現。指輪のモチーフになったりしてますよね!
織姫と彦星も七夕よりもよく見えたりと、何だかハッピーな気持ちになれたりするのが8月だったりします。
旧暦に合わせて7月7日に七夕祭りをしたりしますが、地域によっては8月7日なんですよね。年に1度のデートと言っている織姫と彦星さまですが、空を見上げれば毎晩会っていることが確認できます(笑)そう思うと面白くなってくるので、たまには星空観察をしてみてください。
そんな星空解説は、もっとちゃんと、もっと詳しくプラネタリウムでお話ししてもらえます。ぜひ夏休みはお近くのプラネタリウムへ出かけてみてはいかがでしょうか。
https://niigatalife.com/2018/08/05/kashiwazaki-planetarium/
■おすすめ星座アプリ
ちなみに今回ご紹介した星座の画像は、「星座表」というアプリの画像を使用しました。夜空が画面いっぱいに広がるので、寝転がってみるとプチプラネタリウムのように見えて癒されます。かれこれ5年ほど使っていますが、広告ばかり入ったりしないので気に入ってます!