長岡花火フェニックスの願いとは?何度も見たくなる魅力に迫る!

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一度見れば虜になり、何度見てもやみつきになる長岡花火のフェニックス。全国100万人以上の観客が訪れるようになるほど注目をあつめていますが、改めて長岡花火の歴史やフェニックスに込められた願いをおさらいしたいと思います。

何度見てもなぜまた見たくなるのか、フェニックスの魅力についてとことん迫りましょう!

長岡花火とは

長岡花火フェニックス

長岡花火は日本三大花火(大曲・土浦・長岡)のひとつ。新潟県内では越後三大花火(片貝・柏崎・長岡)と呼ばれています。

毎年8月1日〜3日に開催される長岡まつり中の夜に花火が上げられます。正式名称は長岡まつり大花火大会。

長岡まつり大花火大会の概要

・開催期間:毎年8月1日〜3日※メインは2日3日
・打ち上げ開始時間:19時20分ごろ〜21時10分ごろ
・打ち上げ場所:長岡市の信濃川を中心に長生橋上流から大手大橋下流まで
・打ち上げ数:2日間で約2万発
・観客動員数:2日間で約100万人以上
・長岡花火公式サイト:https://nagaokamatsuri.com/

起源

  • 1879年(明治12年)からある
  • 1946年から「長岡市戦災復興祭」を開始

長岡花火の起源といえば、1945年8月1日に長岡空襲を受けたことに対して翌年から「長岡市戦災復興祭」として花火が打ち上げられたという話が有名です。

しかし本当の起源はもう少し古く、1879年(明治12年)までさかのぼります。

今から140年以上前の9月14日15日、千手町八幡神社の祭りで遊郭関係者がお金を出し合って350発を打ち上げたのが長岡花火の始まりなんだそう。

歴史

  • 1840年(天保11年)が発祥といわれている

実は、長岡花火の歴史を掘り下げるともっと古いことがわかりました。

長岡花火の発祥は、1840年(天保11年)に長岡藩十代藩主牧野忠雅に川越移封という領地の移動が命じられたが、計画が中止になる”沙汰止み”に。

これを祝う合図として花火が打ち上げられたことが長岡花火の発祥ともいわれているそうです。そして遊郭中心の花火になり、のちに長岡市民の花火大会へ。

慰霊の花火

  • 長岡空襲が開始された毎年8月1日22時30分に3発「白菊」が上がる

毎年8月1日、22時30分に慰霊と平和の祈りを込めた白一色の「白菊」という花火が上がります。長岡空襲が始まる時刻に3発を打ち上げ、1,488名もの亡くなられた方の慰霊や平和への願いが込められています。

2日3日も白菊を3発打ち上げてから始まるので、一緒に手を合わせてみてください。

復興祈願花火フェニックスの願い

  • はじまりは2005年
  • 正式名称は「新潟県中越大震災復興祈願花火フェニックス」
  • 自然災害からの復興を願う
  • 平原綾香さんの「Jupiter(ジュピター)」
  • 全長約2km、約5分で2,000発

すっかり目玉となったフェニックスですが、昔から上げられていた訳ではありません。ではいつから?といえば2005年。

前年に長岡で起きた7.13水害・中越大震災・豪雪の3つの自然災害からの復興を願い、不死鳥のような大迫力の花火が打ち上げられたのが始まりです。

正式名称は「新潟県中越大震災復興祈願花火フェニックス」。震災時の応援歌として県内のラジオ局で多くリクエストされた平原綾香さんの「Jupiter(ジュピター)」が採用されたミュージック花火でもあります。

当初は3分間のショートバージョンだったのが、中越地震発生から10年後の2014年からは約5分のフルバージョンへ!全長約2km、約2,000発の壮大なフェニックスは長岡市を飛び出し、全国で起きた被災地への復興を願うシンボル的な存在にもなっています。

やみつきになる!フェニックスの魅力とは?

長岡花火のフェニックスの魅力とは?中毒性なある展開

大人になってから長岡市へ引っ越してきた筆者。その後関東へ出たので、フェニックス花火を初めて見たのは30代になってからのこと。はっきり覚えてはいませんが、フェニックスを見たのは10回ちょいぐらいかなという感じです。

10回見ても「また見たい」と思うのはなぜ?

フェニックスの始まりは割とおとなしいのです。

長岡花火のフェニックスの魅力とは?中毒性なある展開

ジュピターの歌と共にゆったりと花火が上がります。この辺りで「大したことない」と思うかもしれませんが、フェニックスはまだこれから。

長岡花火のフェニックスの魅力とは?中毒性なある展開

曲がクライマックスに差し掛かると「キター!」とばかりに花火がどんどん大きくなり、数も増えていきます!

長岡花火のフェニックスの魅力とは?中毒性なある展開

どんどんどんどん!夜空いっぱいに花火が広がります!まだまだこれから!

長岡花火のフェニックスの魅力とは?中毒性なある展開

この辺りから「え!?まだ来るの!?」という驚きも混じり始め、真上を見続けている首が悲鳴を上げ始め・・・。

長岡花火のフェニックスの魅力とは?中毒性なある展開

ドーン!ドーン!と腹の底に響き渡る花火の音、そして視界全面に広がる火花。

長岡花火のフェニックスの魅力とは?中毒性なある展開

ジュピターの終わりと共にフェニックスも終わり。5分ってこんなに長いのか、と思い知らされる嬉しい疲労感。そして満たされる心・・・。

初めて見た時は驚きと感動に包まれ、2度目以降は「そうそう!ここからもっと来るぞ!」という謎の安心感も湧いていることに気がつきました。(ハッピーエンドを知っているドラマを見る感じ?)

そして毎回期待以上のスケールに「やられたー!」となり、心身が元気になり・・・。ドカン!ドカン!と何発も上がる花火を見た後の爽快感、期待を裏切らない安心感。これが私が思うフェニックスの魅力です。

みんなで見る一体感、復興への強い想いも体感できるので、フェニックスはすぐそばの河川敷で眺めてみてほしいです!

■参照元:長岡花火公式サイト新潟文化物語

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