この大地の芸術祭2018に合わせてリニューアルオープンした清津峡トンネルをご紹介します。
日本三大渓谷のひとつと言われていますが、美しい景色と合わせてトンネルの写真がインスタグラムで大人気になっているんです。
ただ、長いトンネル通らなければならないとのことで、実際にどうだったのか。駐車場や混雑状況について全力でお伝えします!
小さな子連れでも行ける場所なのかどうか、ぜひ参考にしてください。
清津峡トンネルは全長750m!
トンネルの入り口からすでにこんな暗さ。
とてもアート作品があると思えない不気味さが漂います。
全長750mを歩いて進む、往復で言えば1㎞半もあります。HPによれば所要時間は約40分から60分とかなり長めと知ったので、サンダルではなくスニーカーを着用。
大地の芸術祭巡りをする人ならスニーカー着用が必須だなと改めて感じました。
第1見晴所
薄暗いトンネルをひたすら進むと突然現れる光に(救われた…)という気持ちに。第1見晴所はトンネルらしい半円を描いています。
ここからゴツゴツした山と、下に流れる透明な川を眺めてぼんやりしたくなりました…が。トンネルはまだまだ長い。
第2見晴所
このトンネルはうっすら硫黄のような匂いがします。
正直もっとカビ臭いのでは…?と不安でしたが、臭いものが嫌いなうちの子供が鼻歌を歌っている程度なのでそれほどではありません。
トンネルの照明の色が青や赤に変わると不気味さを増します。
そして第2見晴所へ到着!するとどうでしょう!
なにこれ!
まさに「景色が見えない邪魔なもの」が置いてあります。
これは私たちへの何かの挑戦なんだな?と解釈し、近づいてみると…!
なんとびっくり!トイレでした。
「トイレなのかーい!」と思わずツッコミを入れてしまう感じです。
トンネル前には「トンネル内にはトイレはない」と説明していますがあるようです。ちょうど女性がドアを開けて出てきたけど、ずっと使えるのかは謎です。
不思議なトイレを後にしてさらに進みます。
正直このあたりから疲れてくるし、トンネル内は湿度が高いので体がベタベタしてきました。とても暑い日だったこの日、トンネル内は快適な温度だったけど、春や秋はきっと肌寒いんでしょうね。
第3見晴所
先に行った息子が「お母さん早く!見て!」と叫んだこのゾーン。
3つ目にして一気にアート感が強まりました。
インスタグラムで見たのはこの後の最奥の写真ばかりで、不意打ちをやられた感覚に。オレンジの光がカッコイイ場所でした。
第4見晴所(最奥)
第4見晴所とつけましたが、ここがトンネルの最も奥地。到着したらなぜか行列ができていました。
(これは一体何待ちなんだ?)と思いつつ並んでしまうのは日本人だからでしょうか?
この行列の正体はこの後わかります。
並ばずにとりあえずあの景色を見に行きましょう!
作品名:ライトケープ
- 作品番号:N079
- アーティスト:マ・ヤンソン/MAD Architects
- エリア:中里
- 製作年:2018年
- ライトケープ-大地の芸術祭
これです!人ごみの中なんとか撮り収めました!
水に映るトンネルが丸い円を描くための演出となっているんです!すごい!
自然との調和が素晴らしい作品だと感じました。
先ほどの行列の正体は…向こう側に立って撮影したい人の行列でした。
みなさん、カメラを後ろの人に託していたのが印象的。もちろん、混雑していなければいつでも行くことは可能です。
こちらから撮るとちょうど黒い影となって丸い円の中に入ることができます。
ここでトンネルは終わり。
帰り道は早足でひたすら進み往復30分もかからなかったと思います。
作品名:ペリスコープ
- 作品番号:N080
- アーティスト:マ・ヤンソン/MAD Architects
- エリア:中里
- 製作年:2018年
- ペリスコープ-大地の芸術祭
残念ながら中に入らなかったのですが、このペリスコープという作品の建物には1階にはカフェ、2階にはなんと足湯があるんだそうです。
こちらにもトンネルと同じ丸い景色がポイントとなっているようです。
おすすめの休憩処
暗いトンネルをひたすら歩いて出ると、また暑い暑い現実に戻された気分に。
人だかりができているこちらの「笹小屋」さんで、夫たちはソフトクリームにかき氷を。
私は大好きな雪下にんじんを使った人参ジュースを!
お店の奥の飲食スペースへ案内していただきました。
ゆっくりと休みながら清津峡の川を存分に眺めることができました。それにしても清津峡の川の水は透明度がハンパない。
とても浅いので足を入れて楽しんでいる人がたくさんいました。ワンちゃんも小さな子も遊んでいたので微笑ましかったです。
子連れでも大丈夫?清津峡トンネルの注意点
先ほどもお伝えしたように、トンネル内にはトイレはないという説明が書かれています。(作品のトイレは期待しない方がいいです)
トンネル手前のトイレは赤ちゃんでも利用できるようです。
混雑時の駐車場
日曜日に来たらなかなかの渋滞でした。ちょうどお盆休みに入った人たちが集まっていた気がします。
できればトンネルの近くの駐車場に停めたい…とみなさん思っていますが、警備員さんによって振り分けられます。
運が良ければ!?トンネル手前の駐車場まで行けますが、そうでない方は結構手前の駐車場になります。急こう配の坂があり、ここからトンネルまで徒歩10分~15分ほど。
暑い日はなかなか大変です。
清津峡トンネルの料金
大地の芸術祭期間中(7月29日~9月17日)は特別料金です。
- 大人(高校生以上)600円→800円
- 子供(小・中学生)300円→無料
大人は大地の芸術祭期間高くなりますが、その分子どもは無料となっています。
大地の芸術祭パスポートを持っている方は無料です。
このほかにも鑑賞予定があるならパスポート(3500円)の方がお得です。トンネル受付でも販売しています。
子連れポイントまとめ
私ラー子目線で見た清津峡トンネルの子連れポイントをまとめました。
- ベビーカーでも行ける
- すぐ近くの駐車場なら便利
- 川遊びができる
- 怖がりな子は無理しない方がいい
- 妊婦さんも歩いていた
- ペットもOK
結構長い道のりを幼児の子が歩いていたのが印象的でした。トンネル内はベビーカーでも行けるので大丈夫です。
ワンちゃん連れの人がたくさんいたのも驚きでした。
トンネル内は薄暗いので、暗いのが怖いという子にはおすすめはしません。
ゆっくり清津峡を観光したい方なら宿泊できる旅館や日帰り温泉施設もあります。ぜひ美しい川や渓谷のゴツゴツ感や、スリル満点なトンネルとその先の景色を体験してください。
情報
■名称:清津峡トンネル ■住所:〒949-8433 新潟県十日町市 小出 ■電話番号:025-763-4800 ■営業時間:8時30分~17時00分(受付は16時30分まで) ■利用料金:大地の芸術祭期間(7月29日~9月17日)大人800円、小・中学生・未就学児は無料、障がい者手帳保持者無料 一般期間の料金は大人600円(高校生以上)、小・中学生400円、6歳未満無料 ※事前予約が必要です ■休業期間:1月中旬~3月下旬 ■HP:日本三大峡谷 清津峡