今夏、古民家カフェとしてオープンを控える「六つ季の家(むつきのいえ)」の見学をさせて頂けることになり、私ラー子とママ友さん親子の”3人プチ女子旅”へ出かけてみました!
のんびりとくつろぎたい、古いものが好き、田舎へ行ってみたい、ジブリの世界へ行きたい、コーヒーが好き、ドライブしたい、骨とう品が好き、囲炉裏で癒されたい…こんな願望を持つ方全ての人へおすすめの場所です。
場所は、南魚沼市の辻又集落にあります。さて、辻又とはどこ?
https://niigatalife.com/2018/05/13/mutsukinoie/
南魚沼辻又は小千谷から車で40分!
南魚沼市の辻又集落は、小千谷市から下道で40分程度。
「南魚沼」と聞いても正直イメージしにくいものですが、小千谷界隈の人にはメジャーらしい月岡公園よりもうちょっと奥。高速道路を使う方は、堀之内インターから20分ほど山の方へ入ります。
方向音痴な私でもたどり着けた場所です。辻又集落に入る道は細く、一気に山奥だ!という景色に変わります。
南魚沼百年古民家・六つ季の家とは?
豪雪地帯である辻又集落に、100年前から建つ農家を6年もの年月をかけて”古民家再生”。今夏、古民家カフェや古民家ステイが体験できる施設として誕生するのが六つ季の家。
「六つ季の家」という名前の由来は、雪国特有の「雪解けの時季」と「初雪の時季」が四季にプラスされているとのこと。
春夏秋冬だけではない、雪の移り変わりが体感できる…この辻又集落にふさわしいネーミングだと感じました。
思ってたんと違う!古民家って楽しい!
「おじゃましま~す」と入る主婦2人と小学生女子1人。1歩入った瞬間から「わぁぁ、すごーーーい!」という言葉ばかり発し続けてしまったと思います。
この六つ季の家は、一般的な農家の家をそのまま再生された家。おばあちゃんちに行った時の映像がフラッシュバックするような、ジブリの世界の子供が、家の中で走り回るような…あのワクワク感でいっぱいに!
何もかもが懐かしい。
「古い」のが当たり前の世界なので、見切れている段ボールが逆に目立ちますね。
この囲炉裏!こんな場所に座っちゃったら…思いもかけず、人生について語ってしまいそうな空間です。仲間と宴会したり、貸切パーティも可能だそうです。
すぐ横に(新しい)キッチンがあるので、使い勝手は問題なし。
再生までにかかったのは6年という長い長い年月です。「途中で挫折しそうになった」と思い返すオーナーさんの言葉にぐっと来てしまいました。
古民家再生というものがどれだけ大変な作業なのか、大変貴重なお話をたくさんお聞きしました。
2階へ行ってみよう!
この急な階段!「子供のころは踏み外して落ちたよねぇ」なんて言っていると、さすが現役小学生!タタタッと上って行きました。
よーし、後に続けー!
「うわぁぁぁぁ!」「すごぉぉぃ!」
2階に上がってからはしばらくこの2語しか発しませんでした。
この床の感じとバラバラの椅子と差し込む光。古いものはそのままで…。
「ここで宿題できたらはかどりそう」
これは親の考えですが、ここに聞こえてくるのはかえるの合唱だけ。私が住む場所も田舎ですが、余計な音がない空間ってこういった場所なんだなと改めて実感しました。
古民家なんて子供は楽しめないのでは?
そう思ったのは大間違いで、子供心にツボを付くものはたくさんあったようでした。
ここで特筆すべきは、オーナーさんを始めとする皆さんからのおもてなしがすごい!という事。
ちょこっと見学させてもらおう、そんな気持ちで訪れた私たちをテーブルいっぱいのご馳走と、楽しいおしゃべりで歓迎してくれました。
東京からこちらへ移住し、一宮神社の禰宜さん!でもあるスタッフの女性(@ichinomiyajinja)との出会い。それがこんな素敵な時間になるなんて。
そして、驚くほど可愛い方で!ママ友さんと終始「可愛い~!」と連発。皆さん!ぜひ会いに行きましょう!
神社のお話や、「ネットの出会い(意外といいねという内容)」なんかについて語らっていると、山菜料理がどんどんテーブルに並ぶんです。木の芽にこごめにうどに…気づけばお腹満腹でした。本当にご馳走さまでした。
「山菜採り体験&食べる会イベント」がもうすぐ開催されるそうです。詳しい情報はツイッターで配信されています。
【オーナー】5/19(土曜日)10:00からの山菜採り体験&食べる会イベントですが、あと数名の余裕ありますのでお気軽にお問い合わせ下さい!お子さんや女性の方でも安心の初心者向けの山菜採り体験です🤗 山菜食べ放題で5,000円です!
— 南魚沼百年古民家・六つ季の家 (@mutsukinoie) 2018年5月8日
どんなカフェ、どんな空間に変わって行くのでしょうか。とても楽しみです。
(あれ?穴から…ひぇぇぇぇ!)
骨とう品がとにかくお好きなオーナーさん。その価値について知識薄な私にはもったいないと思われましたが、たくさんお話をして下さいました。
思わず撮りたくなるものがたくさんあります。
天井にある6角形のもの、あれは田植定規(たうえじょうぎ)という昔の道具。あれを田んぼで転がして、苗を植える印をつけることができます。
こうした古い道具がたくさん置いてありました。
薬箱でしょうか。とてもいい味を出している階段です。
使えるものはそのままに、無いものはわざわざ集めて来られてそうです。この手洗い場も運び入れたものなんだそう。タイル張りがとても馴染んでいますね。
六つ季の家との付き合い方とは
六つ季の家を出て家に帰ると、「早くご飯食べて!」「明日の支度して!」と主婦の日常が待っています。
でも、そんな日常も笑顔で乗り切れました。ほんのわずかな滞在時間の間にパワーチャージできてしまったようなんです。電池交換しちゃった感覚です。
そして、「また頑張ったらあそこへ行こう」と思った自分に気づきました。
「古民家カフェ」という概念に捉われず、「リフレッシュしに行こう」と思うのが六つ季の家という存在だと感じました。これはお友達も同感だったようです。
夏休みには子連れで遊びに行きたい、雪が降ったらどんな景色になるんだろう?とたくさんイメージしちゃいました。都会の方なら、まさに「THE!INAKA!」が体験できちゃいます。
場所は南魚沼ですが「辻又集落」という名前を覚えたい、そして広めたいと感じた日でした。
今後のオープンについての詳しい情報などは、ツイッターやHPをチェックしてくださいね。
情報
■名称:南魚沼百年古民家・六つ季の家 ■住所:〒949-7319 新潟県南魚沼市市野江丙379番地 ■電話番号:090-3422-4888 ■HP:六つ季の家、ツイッター(@mutsukinoie)