新潟県の天気はどんな特徴があるのでしょうか。
旅行や観光で新潟へこられる方、これから引っ越してくる方にも分かりやすく情報をまとめてみました!
新潟県の年間平均気温は?気象庁のデータ
新潟県の年間平均気温と降水量を見てみます。
これは2017年の気象庁のデータを参考にしています。
■参照元:気象庁
新潟県の年間平均気温(2017年)
新潟県の気温は年間を通して30度以上の気温差があります。
1番気温が下がるのが2月。地域によっては1度以下にもなります。寒いですね!
6月中旬から9月中旬まで暑さを感じる気温になりますが、このデータで見るよりも新潟の夏は暑い!です。
近年では5月から9月下旬までが夏のような感覚になっています。
2017年は最高平均気温が30度台と表示されていますが、
2018年8月下旬に「長岡市」で全国トップの「42度」をマークした日もあります。
(出典:Yahoo!地図-新潟県長岡市)
沿岸部や山間部よりも内陸の、中でも長岡市辺りは気温が高くなりやすいです。
「雪国だから夏も涼しいのでは?」
なんてイメージを持っている方は要注意!
新潟県の年間平均降水量(2017年)
新潟県は1年中雨が降ります。
冬の間は雨と雪。雪が多ければどっさり積もります。
注目すべき点が7月8月の夏にどしゃ降りになることがよくあります。
モクモク!っと大きな入道雲が空に浮かぶことが多いですね。
ただ、猛暑だった2018年は7月にほとんど雨が降らず、8月9月にどしゃ降りとなって降りました。今後の夏の雨の降り方に不安を持っています。
10月から冬にかけて降水量が増えていくのも特徴です。
気温が下がると雨から雪に変わっていきます。
全国から見た!新潟県の天気の特徴
ここからは、全国から新潟県の天気の特徴をご紹介します!
新潟県=雪国
ですが、冬以外はどんなようすなのかをポイントごとにまとめました。
新潟県の特徴:晴れ間が少ない
「雲ひとつない空」
これが新潟県は本当に少ないです。
晴れている日はもちろんたくさんありますが、
ふわっと晴れている
雲はあるけど晴れている
そんな印象を受けるかも知れません。
新潟県の特徴:曇り空ばっかり
これですね。
新潟県は曇り空ばっかりです。
新潟県は雲王国なので、雲好きの人にはたまらないお天気です。
南の方から新潟県にこられた人ほど、
「新潟県はずっと曇ってる!」と思うようです…。
新潟県の特徴:夏はちっとも涼しくない!
「雪国だから夏も涼しい」
それって北海道のことかも知れません。
新潟県の夏はちっとも涼しくありません!
ただ、朝晩はほかの地域よりも気温が下がるので、花火大会の夜なんかは上着が必要なこともあります。
内陸の方は山に囲まれた盆地なので湿気がすごいです。
カビがすぐ生えます。(個人的な意見です)
1日で10度の気温差が生じるので、風邪をひきやすいです。
新潟県の特徴:秋冬の雨多すぎ!
新潟県に住んでいる人は「そんなもんだ」と思うかも知れないけど、
秋冬は雨の日ばっかりですね。
急に天気が変わることも多いので、天気予報で「晴れです」と言っても秋冬は折り畳み傘を用意しておいた方がいい…そんな感じです。
週間天気予報も傘マークばっかり。
気持ち的にも下がっていく頃合いです(個人的な意見です…)。
雪が降るころに近づいていくと雷も多くなります。
新潟県の天気は地域ごとにも差がある
新潟県は縦に細長い県であり、海も山もあります。
新潟県の端から端までの全長はなんと約330㎞!!
「九州を縦断できる」「東京から愛知にまたがる」などと話題にもなりましたが、結構長いんです。
そして佐渡島という島もあります。
新潟県の天気予報を伝える時には「上越(じょうえつ)・中越(ちゅうえつ)・下越(かえつ)・佐渡(さど)」と各地域ごとに分けています。
沿岸部:新潟市・柏崎市・上越市
日本海側にある新潟市、柏崎市、上越市はとくに暴風雨に注意。
海岸に面していない部分はそれほど影響はないのですが、
雪の季節の海岸は、風で道路がアイスバーンになることが多いです。
積雪量は山間部よりも少なめですが、ツルツルの道路に要注意です。
山間部:湯沢町・妙高市
スキーで人気の湯沢町や妙高市は新潟県の中でも雪が多い地域です。
その代わり夏は内陸部よりも気温は低めです。
ただ、この2つの地域以外も雪はとっても多いです。
「雪は山にしかない」というイメージの方は要注意です。
佐渡島(さどがしま)
佐渡市は天候に大きく左右されやすい場所です。
海が荒れてしまうとすぐに船が欠航に。
天気が荒れやすい梅雨や秋冬は万が一の場合を考えておいた方がいいですね。
秋の紅葉はいつ頃から始まるの?
新潟県の紅葉の時期は、早い場所で10月中旬ごろから始まります。
山の奥地であればあるほど早いです。
見ごろは11月となっていますが、関東などに住む方は「気持ち早め」に考えておいた方がいいです。
紅葉情報はマメにチェックしてから行かれた方が確実です。
https://niigatalife.com/2017/10/10/niigata-kouyou/
雪国新潟!雪はいつから降るの?
雪国の新潟県。
雪が降り始めるのはいつからでしょうか?
車のタイヤ交換をしている人を見かけると
「もうすぐ雪が降るな」
と思ったりするものですが、みんなが一斉にタイヤ交換するのはこの時期です。
■新潟県年間平均降雪量(2017年)
山間部では11月にもなれば山がどんどん白くなりますが、平野部に住んでいる人が
「あ、雪だ」と初雪を見るのはだいたい12月を過ぎてから。
その雪を見て慌ててタイヤ交換する人も多数。
だいたい11月下旬になれば「そろそろスノータイヤに替えなくちゃ」と思う感じです。
「だいたい」が多いのは、ここ近年雪の降り方がその年によって違うからです。すみません。
最初はみぞれのようなビショビショの雪なのでさほど積もることはありません。
(いきなり初日からドカーン!と積もることがあります!)
12月にどっさり積もっていたら、その冬は大雪の年だという印象です。
雪が少ない年は、2月になっても道路脇にしか雪がない…そんなこともあるので、その年によって積雪量が大きく違っています。
「スキー場にだけしっかり降ってくれれば…」これが新潟県人の願いだったりします(笑)
新潟の天気!関東と大きく違うところ
関東と新潟の天気の違いはどこでしょうか。
「雪が降るか降らないかの違い」以外にも、色々違うところがあります。
東京と新潟の年間降水量の違い
左:東京 右:新潟(どちらも2017年のデータ)
東京は10月にどっさり降っていますが、それ以降の冬の間は少ないです。
そんな中、新潟は雪がどっさり積もり、雨も多い…やはり冬の気候が大きく違いますね。
東京と新潟の年間日照時間の違い
左:東京 右:新潟(どちらも2017年のデータ)
新潟も4~9月辺りまでは結構日光が出ているんですが、10月から一気に激減。
やっぱり冬の天気が全然違うということがわかります。
ここからは、筆者ラー子が関東(神奈川県)に住んだときに「新潟と違う!」と思ったことをあげてみます。あくまでも個人的な意見です…。
■関東に住んだときに感じたこと
- 関東の冬は新潟の秋ぐらい
- 関東の冬は晴れ間が多い!
- 冬なのに布団を干してる衝撃
- 乾燥している
- スコールのような雨が降る
- 紅葉が遅い
- 春の訪れが早い
まず思うのが、関東の人が「寒い!」と分厚いダウンコートを着ている中でも
(そう?)
と感じてしまってました。
12月でも厚めのパーカーで十分じゃない?と思ってしまいます。そんな人がいたら雪国出身かも知れないです。でも慣れてしまうと厚着になりますけどね…。
あとは、関東の冬はなんて過ごしやすいんだ!と感じます。
冬も布団が干せるなんて!!!
と、最初はびっくりして浮かれていました。
新潟県、布団を干せる日が少ないので結構大変です。
あと、関東は晴れ間が多い分、いきなりスコールみたいに雨が降る印象も持っています。
最近新潟もそんな雨の降り方をしますが、気温が上昇したことと関係あるんでしょうか?
新潟県で過去に起きた災害
新潟県に起きた大きな災害と言えば、
- 平成16年10月23日の中越地震
- 平成19年7月16日の中越沖地震
この2つが大きな出来事となっています。
このほかには豪雨による被害が起きています。
- 平成16年7月13日豪雨土砂災害
- 平成10年8月4日水害土砂災害
- 平成23年7月新潟・福島豪雨
- 平成25年7月豪雨
最近の大きな災害と言えば豪雨による水害が起きています。
どれも7月8月初旬と時期が重なっていますね。
台風による被害は全国から見て少ない県です。
詳しい内容は新潟県:過去の災害記録集を参考にしてください。
教えて!新潟の季節ごとの服装
新潟の季節ごとの服装はどんな感じでしょうか。
ほかの県からこられる方はぜひ参考にしてくださいっ。
春はまだまだ寒い!
新潟の春は寒い!お花見の時期も分厚い上着が必須。
5月になっても曇ったり雨が降ると寒いです。
https://niigatalife.com/2018/04/01/niigata-sakura/
猛暑の新潟の夏!でも朝晩冷えることも
5月からジワジワ気温が上がり、9月中旬くらいまで「暑い」と感じる日が続きます。
最近は猛暑になるので要注意!
2018年に限っては1日中エアコンを付けないと危険な日が続きました。
ただ、ホタルや花火を見に行くときはウィンドブレーカーくらいは用意しておくといいですね。
https://niigatalife.com/2018/08/02/nagaokahanabi2018/
冬!雪が降り始めた頃の服装
雪が降り始めたら、見た通り寒いのでダウンコートや厚めのコートを着ます(笑)
新潟は車社会なので、意外と薄着の人も多いですね。
(車内で厚着だと運転しずらい、暑い)
なので、雪国だけどガッツリ積もるまで意外と軽装に見えるかも知れません。
あと、家の中やお店の中は暖房で暖かいので、厚着をしているとあっつい!
だからか、意外とモコモコしたセーターを着ている人が少ないと感じるかも知れません。
街を歩くなら都会と同じ感覚の服装ですが、靴だけは滑らないブーツが必須です。
ムートンブーツや靴底がツルツルのブーツは不向きです。
雪が積もってからの服装
雪が積もったら長靴の出番。
雪まつり、スキー場などへはとりあえず長靴を履いて行けば間違いないです。
長靴の中は厚手の靴下や、靴用ホッカイロがいいですよ。
雪かきにも、会社の出勤時にも、ずーっと長靴履きます。
車に乗ったら靴を履き替える人もいます。
あと、長岡市のアピタとか、新潟市内のショッピングモールへ行く時も長靴だと恥ずかしいから履き替えたりします。
どうでもよくなると、おしゃれスポットも長靴で行っちゃいます(笑)
手袋・ニット帽・マフラーもお忘れなく…!
https://niigatalife.com/2018/01/18/niigata-winterevent/
新潟県のお天気情報がわかるお役立ちサイト
https://niigatalife.com/2017/06/03/post-3275/
まとめ
新潟県の天気の特徴をポイントごとにまとめてみました。
主に2017年のデータをもとにまとめてあり、誤差が生じることもあります。
その点ご了承ください。
また、個人的な意見が多いのも目立ちますが…
新潟県に旅行へ行こう!お祭りへ行こう!と思われた方は、ぜひお天気や服装などが少しでも参考になれば幸いです。
▼おすすめ参考記事
https://niigatalife.com/2018/12/20/niigata-kounetsuhi/