七夕の思い出として忘れられないのが、息子が2歳の時のこと。
保育園に迎えに行ったら、担任の先生が
「おかあさん!おかあさん!」
と玄関先まで走って来て呼びかけてきたので、 (また何か問題が起きたのか)と
「は、はいいい…!」
とビクビクしながら返事。
すると、笹に飾られたある短冊を手で隠しながら、必死に説明を始める先生。
「あのぅ…、何度も聞いたんですよ?何をお願いする?なりたいものとかある?って。」
「…?はい。」
「おままごと中だったからかもしれません」
「はあ」
「どうしても、これになりたいと申すので、こう書くしかありませんでした!…プフー!(おじぎ)」
と、先生が見せた短冊には、
【スプーンになりたい】
と先生の弱気な字で書いてありました。
ぺこぺこお辞儀しながらも、笑いを堪えきれず、しかし申し訳ないへの字の眉毛の先生の姿が何よりもツボで(笑)
何度聞いても 「すぷーん」 しか答えない息子に、何度も尋ね直してくれた先生が好きになりました。
そんな七夕の思い出です。
今年の七夕は晴れるかなー?ちょっと雨が気になりますね。