にいがたらいふ

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46歳になった私が見た「となりのトトロ」の感想

となりのトトロを見た日の感想です。とりとめのない文章ですが、ここに残します。

 

私が初めてとなりのトトロを見たのは小学校中学年か高学年。

はっきり覚えていないけど、近くの映画館に「となりのトトロ」という不思議な女の子のポスターが貼られていたのは記憶にあり。

それを不気味と感じた私は、お化けものの漫画だと受け止めたことも覚えています。

 

つまり、初めて見たのは、テレビで放送された金曜ロードショーだったんだろうと。はっきり覚えていないけど、ビデオテープに録画をしたものに「金ロー」の文字が入っていたのでそうなんだと推測します。

これが第1回目の放送なのだろうなあと思うけど、何もかもはっきりわからない。

そして今夜で通算19回目なんだという。思っていたより少ないと思うのは、私がトトロを見すぎているからに違いないですね。

 

そもそもジブリ作品に初めて触れたのは、小学2年生の頃。

町内の子供会で公民館に集まって、広い畳の部屋に置かれた小さなテレビで「風の谷のナウシカ」を見たのが始まりでした。

なんだか怖いけど、ナウシカという少女にどんどん惹き込まれた私。

話の内容は難しいけど、絵の美しさに感動したことを鮮明に覚えています。

その当時、ナウシカがとても大人っぽい女性に見えたけど、その後ナウシカはまだ16歳だと知って相当驚いた。16歳で、何が汚れているのかを知っているなんて・・・。

 

ジブリの話に戻りますが、私が3歳から習っていたピアノ教室の先生が、漫画やアニメ、そしてジブリが大好きな方でした。フランス人形のような、綺麗な先生で。

グランドピアノの上にはネコバス、ソファには大きなトトロのぬいぐるみが置かれているような、なんとも幸せな空間で。

ジブリ関連の漫画、絵本はすべてあったのでは?と思うほどのコレクションが並んだ本棚も、生徒に大人気でした。

私はここで宮崎駿先生が描いたナウシカ全巻を読み、発表会には魔女の宅急便やラピュタのテーマを弾いて、充実したピアノ人生を歩んでいたと思います。

私にとってピアノの先生の影響はかなり大きかったですね。

 

そんな、となりのトトロに出会った頃、私に9歳下の妹が生まれます。

グズったり騒いだりしたらトトロとアンパンマンを交互に流し、わざわざ「おじゃまたくし」「トウモコロシ」と覚えさせたりするような姉の私と過ごしてきました。

そんなことをしていたら、妹はかなりメイちゃん寄りのタイプに育ち、周囲からも「メイちゃんみたいね」と言われたりして。髪型もおんなじだった。

 

そんな時代もあったなと、46歳になった今、冷静な気持ちでとなりのトトロを見ています。

今週はとなりのトトロ、来週は天空の城ラピュタ。2週連続ジブリ。夏のジブリ祭り開催だ!

久しぶりに見たとなりのトトロは、映像がきれいでびっくり・・・。手持ちのDVDよりもきれいだ。ハイテク技術に感謝です。

あと、初めて字幕付きで見たら、トトロがしゃべる部分が「ブア」とか「グフ」とか、え?そんなこと言った?みたいなセリフになっていて面白い。

 

小学生の頃は、やんちゃな妹に手を焼くサツキに共感しまくっていたものですが、今では父・タツオと入院する母(草壁靖子、という名前らしい)に感情移入している自分に気づきました。

 

入院する妻のために仕事を在宅ワークに変え、子ども2人を男手ひとつで育てようとするタツオ。

そんな家族がお見舞いにくる日、退院する日をひたすら待ち続ける靖子。

大変な生活の中でも、「トトロ」というお化けを受け入れ、近所の人ともいい関係を築きあげて。

苦労しながら子どもの純粋な気持ちを守り抜くのは、そう簡単ではないけど、広い心を持つタツオ・靖子にとっては、とてもシンプルなものなのかもしれないなあ。

・・・と、息子の大学受験でザワザワしている自分の心の狭さを反省しました。

そして「その家の家賃はいくらなんだろう」「タツオはいくら稼いでいるんだろう」なんてことばかり気になる私の心は相当汚れている。

 

・・・なんて思いつつ映画を見ている最中に流れるCMに、「はっ、今は令和か!」と現実に引き戻されました。(ハイテクな車のCMとかさ、びっくりするわ)

それだけトトロの世界と現実にギャップができてしまっているんですね。

 

これは、いつしか見た新聞の番組欄。「2匹の不思議な生き物を執念深く追う」

確かに、執念深い!

となりのトトロ番組紹介



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