お友達から「すごい羊羹がある」と受け取ったこの小箱。羊羹の名前は「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」。
聞けば福島県会津の老舗菓子店「本家 長門家(ながとや)」というお店のものだとか。
ファンタジーなお菓子の割にはとても渋いお菓子屋さんの名前です。
それにしても羊羹にグッドデザイン賞のマークがついているのも珍しい。しかも、この羊羹のほかにもいくつか受賞商品があり、アート性に富んだ菓子店だということがわかります。
これがお菓子だと知らなければ「オルゴールでも入っているの?」と予想をしてしまうほど、とても可愛い外箱ですね。
「会津 長門屋」のマークもおしゃれ。よく見えないけど創業1848年らしいです!今は2018年だから…なんと170年も前から。すごい。
■いざ御開帳!
添付の説明通りに箱から出して開いていくと…。「??」(思ってたんとちがう)
しかーし!横から覗くとカラフルな姿を発見!
この羊羹は形状的にからか、逆さまに入っています。ドキドキしながら包丁を入れると…!
いい意味で思ってたんと違う!
なんてファンタジー!いや、ファンタジア!
青い鳥と黄色い月がカラフルなゼリーの中に入っていて、上下に羊羹があるという想像だにしなかった姿に感動しました!
■切るたびに絵柄が変わる!月が満月に!
なんとこの羊羹は切るたびに鳥と月が変化するんです!さっきのは完全なる三日月でしたが、切り進めて行くと満月に変わるではないですか…。
よく見れば鳥の位置も満月に向かって近づいているんです。羽が羽ばたいているし…何ですか?手品ですか?えー、どうなっているの?
■羊羹ファンタジアの味
肝心の味についてはこのような説明書きが書かれています。
羊羹の上部には、クランベリー、会津産鬼くるみ、レーズンが。
青い鳥と黄色い月はレモン羊羹。
間のゼリーっぽい部分はシャンパンBRUT錦玉羹(ゼリーではない?)。
そして上下は小豆羊羹で挟んでいるという、とても手の凝った羊羹です。
羊羹部分は甘いけれど、レモン羊羹やゼリーの部分はとてもサッパリ。(もったいない!)と思いつつ食べ進めました。
スプーンを使ったら食べやすかったです。冷やしておいたので暑い季節にぴったり。
■パッケージデザインは福島県出身の日本画家
花と鳥と夜空と魚…まるで絵本を開いたような素敵なパッケージは、福島県出身の女性日本画家 舛田玲香さんという方だそうです。とてもカラフルで大胆な作品を描く方のようですね。
そして福島愛をひしひしと感じるパッケージです。
とても捨てることなどできず、マスキングテープ入れに任命しました。
この羊羹ファンタジアを販売する長門屋さんはお取り寄せ可能。ほかにも思わず「可愛い!」と叫びたくなるお菓子を見つけました。みなさんもぜひのぞいてみてください。
情報
■店名:会津駄菓子・本家長門屋
■住所:〒965-0865 福島県会津若松市川原町2-10
■電話番号:0242-27-1358
■HP:本家長門屋公式ホームページ -会津駄菓子・本家長門屋、舛田玲香さん公式サイト、福島 CRAFTS and PEOPLE
▼インスタ映え間違いなし!
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▼舛田玲香さんのインスタグラム