出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

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出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

海ドライブがてら出雲崎へ出かけた先日。麺処 いずも屋GELATO TRE IzumozakIで腹ごしらえて向かったのが蔵と書(くらとしょ)です。

一見すると古いお家ですが、蔵と書は”図書館と古本屋さん”なんですよ。入ってみたら想像以上にドラマチックな空間と、素敵な出会いがありました。

出雲崎らしい景観なのでぼんやり通りすぎそうになる寸前、可愛らしい看板を発見!中のようすがわからなくてドキドキしちゃうけど、階段をのぼってみましょう。

蔵と書とは

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

よく見ると看板が瓦でできている

蔵と書は、本屋のない出雲崎に「本のある空間を作りたい」という目的のため2020年12月12日にスタート。図書館と古本屋として月に数日オープンしています。

場所は出雲崎の道の駅 天領の里向かい、腹ごしらえをしたお店から徒歩すぐでした。

蔵に明かりを灯したのはなんと、出雲崎に縁もゆかりもない石坂優(いしさかゆう)さん。

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

可愛らしい石坂さん

大阪生まれ名古屋育ちの石坂さんは、本好きが高じて東京でブックディレクターとして働いたのち、縁あって出雲崎へやってきたのだそうです。

地域おこし協力隊として2020年7月に出雲崎の地を踏み、本も知り合いも何もない状態からわずか半年で蔵と書をオープンさせるその熱量に驚きました!見知らぬ土地でどれだけの不安と辛い日があったのでしょうか……?

お店に入ってすぐに石坂さんが本に夢中になっている姿が目に飛び込んできましたが、いい意味で2年前に来たばかりの人には見えませんでしたよ。

お話を通じて、石坂さんは地域の人たちから愛されていることが伝わってきました。地域おこし協力隊の方っていい人ばっかりだなあ。

そもそもここに来たのも、元地域おこし協力隊の女性のSNS投稿がきっかけです。こうしてご縁はつながっていくのですね。

蔵と書の中へ

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ベンチに座って読書もいいですね

お話はもどり、蔵と書の中のようすをご紹介します。階段をのぼると外から見えなかった可愛いものたちが目に入ります。

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

海の落とし物でしょうか。海からすぐの場所なので、海風が気持ちいいですね〜。

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普通の民家のようなお店の入り口

入り口が見えてきました。ここ開けていいんだよね?

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

思っていたのと違う!

うわ〜!と思わず声が出てしまうこの可愛さ!外観と全然違います。個人的に土間という空間が大好きな私は大興奮。屋根からの日差しが明るいです。

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

古民家をリノベーションされた空間は温もり感がいいですよね。出雲崎の伝統工芸、紙風船もあります。

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

異空間が広がる

さあさあ蔵の中へ。あれ?ここは現実でしょうか?蔵の中というか、夢の中に入ってしまったのでは?

ホントの出会い

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

映画のワンシーンのよう

蔵と書では本のほとんどを貸出し、一部を古本として販売しています。石坂さんのおすすめ本に目を通したり、空間の雰囲気を楽しんだり。

ホントの出会い

石坂さんのおすすめは、本の一節と写真だけで本を選ぶ「ホントの出会い」。インスピレーションだけで本を選ぶ楽しみがあります。

もう一冊買ってでも誰かにおすすめしたい本

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

蔵と書の2階は”蔵と書ー時間(くらとショータイム)”という名のスペースになっていました。1階もそうですが、あちこちに椅子があるのがとても嬉しい。

フォトギャラリーがあったり、ご近所の方が作られたような作品が並んでいたりと、いろいろ眺めてまわることができます。

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

「こんとあき」は育児中に何度も読みました

並んだ本をよく見ると、手書きでおすすめが。これは「もう一冊買ってでも誰かにおすすめしたい本」のコーナーとして、寄付する際にメッセージを書いてもらうんだそうです。

ピンときたら手にとってしまいますね。ちなみに「本の寄付を受付中」だそうです。誰かにおすすめしたい本があればぜひ蔵と書へ!

蔵と書と出雲崎の子供たち

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

願い事が詰まった短冊

石坂さんのお話には、ここに訪れる子供たちがよく出てきます。本の持ち出しも許可しているようで、貝の図鑑を持って海に行く子もいるんですって。

時には、小さなお子様に本を読んであげながら、お母さんの読書タイムを作ってあげたりもしているんだそうです。石坂さんのような存在が、育児中どれだけありがたいことか。

私自身も育児と本はとても密接だったし、これまで引っ越し人生でしたが、真っ先に探すのが図書館だったりします。

ただ本を読みに行くだけの目的ではなくて、人との交流や、癒しの空間を求めてふら〜っとできるのがいいんですよね!

そんな出雲崎の蔵と書は、今年の12月で2周年を迎えます。「何か企画しようと思っているのでお楽しみに!」だそうです〜!

寺泊で10月29日・30日に開催するHAMAFESにも参戦されるそうですよ!

古本をお持ち帰り

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

ブックカバーを付けてもらいました

出雲崎の海沿いにある「蔵と書」は本と人が出会える場所

『期待するぶんだけ、苦しくなる』わかる〜

何となく手にした著書・本田健氏「読むだけで心がラクになる22の言葉」が気になってお持ち帰りました。(お値段400円)。場所が違うと手に取る本も変わりますね。

ブックカバーを見れば石坂さんを思い出します。きっとほかの皆さんもそうでしょう。

本を通じて人に出会える蔵と書。出雲崎っていい所ですね〜!

オープン日時は不定期なので蔵と書のインスタグラム(@kura_tosho)をチェックしてください。

■蔵と書
・所在地:新潟県三島郡出雲崎町尼瀬(map)

場所は道の駅 天領の里 第4駐車場の向かいです。

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