ある番組で明石家さんまさんが、
「オレは自分に期待してない」
「自分を過大評価するから落ち込むんや」
といったことを言っていた。
これを聞いたとき、
「さすがさんまさんだな」
と率直に思い、とても腑に落ちまして。
最近18歳になった息子を見て、この言葉はとても当てはまるなあとも思ったんです。
まだたった18年ですが、ここまで18年育児をしてみて「これはとても大切だな」と思ったのが、子どもに余計なプレッシャーをかけないということ。
最近なら大学受験があり、その時も痛感したのですが、子ども自身が自分に合う進路を自分で選んでもらうことが意外と難しいなあと思うところがありました。
自分の身の丈に合う進む道を選んでもらうためには、自分自身で考えて決めるのがすごく重要になってきて。
これが簡単そうで非常に難しい。
一緒に住んでいる親というのは、つい余計な価値観や期待感を植え付けてしまうもの。
そう!
期待!
親からの期待って、めちゃくちゃ迷惑ですよね?
私はクソが!と思うほど、親の”将来こうしてね話”が嫌いでした。
だからさんまさんの言葉を聞いて、育児も「期待しない」のがとても重要だと感じた次第です。
息子は大学が決まったけど、途中で「旅に行きたい」と休学するかもしれない。
急に「おれ、お笑い芸人になりたい」と言って辞めるかもしれない。
人生何があるかわからないので、「大学に出て立派な会社に就職して…」などと口にしないようにして、子どもが自分で自分の人生を考えてくれたらうれしい。
子どもの人生は親のものではない。
子ども自身のものなんだ。
子ども自身も自分に期待しないように、変な価値観を植え付けないようにして…。
これからもそっと応援したいと思う。